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「デジタル広告市場におけるプライバシー・データ保護と競争の交錯—英国競争市場庁のグーグル・プライバシーサンドボックス事件の示唆」が、情報ネットワーク・ローレビュー21巻に掲載されました。

「デジタル広告市場におけるプライバシー・データ保護と競争の交錯—英国競争市場庁のグーグル・プライバシーサンドボックス事件の示唆」という論考が、情報ネットワーク・ローレビュー21巻に研究ノートとして掲載されました。

情報は、こちらです。

論文のリンクは、https://doi.org/10.34374/inlaw.21.0_89になります。論考自体のリンクはこちらです。

プライバシーとは何か、データ保護との関係、競争との交錯する関係、エコシステムのもつ意味などについて、従来の議論がきわめて不十分出会ったのではないかという問題意識から、プライバシーとデータ保護の概念、そして、競争との関係を見ていこうとするものです。

ここで触れられている論点は、以下のような図になります。

 

 

 

 

 

 

 

本当に消費者の厚生を価値の体系の中心に考えたときに、データ保護の規定を固くすることが、その理念を実現するというような単純な仕組みにならないことは、そろそろ誰かが、きちんと論じなければならないだろうと思います。

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