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接触確認アプリリリースを踏まえてアップデートしました「新型コロナウイルス対プライバシー-コンタクトトレーシングと法」

所長の高橋郁夫の執筆しました好評発売中の「新型コロナウイルス対プライバシー-コンタクトトレーシングと法」(アマゾン・キンドル出版)6月2日版ですが、接触確認アプリ(COCOA)のリリースを踏まえて7月7日版にアップデートしました。

これは、同6月12日の概要およびプライバシーポリシー等の公開、同19日のアプリの公開、そして、その前後におけるアプリをめぐる報道をいれて、それらの報告、分析を加えたものです。

また、反響のあった「邪教としてのデータ保護法」の部分については、できる限りオリジナルに近い形で、筆者の本意が伝わるように採録しています。

このアップデートに関して、わが国のコンタクトトレーシングアプリについて、設計の際に考慮されるべき事項を第3章に整理し、一方、時系列的な議論の経緯/プライバシー等評価・留意事項/プライバシーポリシーに対する評価分析を第4章としてまとめる形で構成を変更しています。

過去にダウンロードいただいた方は、最新版をダウンロードいただけると幸いです。

第1章  コンタクトトレーシングの基礎

1 概念と必要性

1.1 コンタクトトレーシングとは
1.2 コンタクトトレーシングの実際
1.3 COVID-19とコンタクトトレーシング
1.4 実際の作業の課題
1.5 コンタクトトレース機能拡大のために
1.6 出口戦略との関係

2  基本的な仕組み
2.1 コンタクトトレーシングのアプローチ
2.2 シンガポールのTraceTogether
2.3 英国NHSXのNHS COVID-19 App
2.4  COVIDSafe
2.5 PEPP-PT
2.6 DP-3T
2.7  グーグルとアップルの枠組

2章 世界におけるコンタクトトレーシング

はじめに

1 コンタクトトレーシングに関する欧州の動向
1.1 欧州における実体法的枠組
1.2コンタクトトレーシングと法についての分析について

2 イギリス

2.1 イギリスにおけるプライバシーに関する実定法的な枠組み
2.2 イギリスにおけるコンタクトトレーシングの議論

3 オーストラリア

3.1 オーストラリアのプライバシーに関する実定法
3.2 COVIDSafeの開発
3.3  アプリに関する法的整備

4 アメリカ

4.1 アメリカにおける個人情報保護法制について
4.2 米国におけるデジタル・コンタクト・トレーシングのプロジェクト
4.3 法的問題点について

第3章 わが国における検討

1 検討されるべき法
1.1 感染症関係の法律
1.2 プライバシー関係の法律
1.3 ヘルスソフトウェアについての問題

2 わが国のコンタクトトレーシングシステムに対して求められる要求事項
2.1 要求事項についての考察
2.2  異論がない諸原則
2.3 プライバシー尊重の原則について
2.4 その他

3 プライバシー問題解決のために
3.1 プライバシー問題についての基本的なスタンス

3.2 最適なバランスを探すための考え方

3.3 プライバシーに関するナッジ
3.4 「邪教としてのデータ保護法」
4 透明性原則と影響評価

4.1 設計と運営における透明性の確保
4.2 プライバシー影響評価の意義

4.3 プライバシー影響評価のプロセス (COVIDSafeを例に)
4.4 プライバシーアセスメントの実際

4.5 法的に特に注目のなされるべき事項

第4章 わが国における接触確認アプリの導入とその法的考察
1 コンタクトトレーシングアプリケーションの導入までの経緯
1.1 導入への議論の高まりの
1.2   第3回 新型コロナウイルス感染症対策 テックチーム会議と有識者委員会
1.3 接触確認アプリ及び関連システム仕様書
14  新型コロナウイルス接触確認アプリの概要やQ&Aについて公表

1.5 接触確認アプリの公開

1.6 公開後の動向

2 わが国におけるコンタクトトレーシングシステムの法的評価
21 わが国におけるコンタクトトレーシングシステムの法的評価
2.2 情報把握・管理支援システム
2.3 接触確認アプリのプライバシー等評価・留意事項
2.4  プライバシーポリシー等について

3 わが国における接触確認アプリ等の仕組みをどのように考えるべきか
3.1 接触確認アプリ等の導入の経験から何を学ぶか
3.2 検討すべき趣旨

4 まとめに代えて

アップデートの履歴
最後に

ということでよろしくお願いします。

 

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